いつの日か、僕たちのタイムマシーンを。 #MY LIFE STORY
人にはそれぞれ大切にしている価値観があります。
仕事の選択においてもそれぞれの軸や想いがあるのは同じです。
「#MY LIFE STORY」では、ココナラの社員がどのような想いで入社をし、何をしているのか。そんな"一人ひとり"のSTORYを紹介していきます。
今回は、プロダクト開発部 部長 関川 浩一のSTORYをお届けします。
#Reason
ユーザーを一番に考えるって、
口で言うほど簡単じゃない。
転職のきっかけは、前職の会社が親会社に吸収合併されたこと。グループが再編されたり、自分が手掛けてきたサービスがクローズしたり。エンジニアとしての仕事がなかなか進められないなかで、次第に「本当に自分がやりたいことは何か」「より良い環境があるのであれば移った方がいいのではないか」と考えるようになりました。
僕がやりたかったのは、CtoCのサービス。前職では法人とユーザーをマッチングさせるようなサービスを手掛けていたのですが、いつからかお金を出してくれるクライアント側の優先順位が高くなってしまって。「送客を増やすには?」「クリック数を稼ぐには?」。そのような開発ばかりを進めていけば、いずれはサービスのバランスが崩れ、遅かれ早かれユーザーも離れていってしまいます。
だからこそ、次のフィールドでは“純粋にユーザー目線で、率直な意見を受けとめながら仕事ができる環境”を求めていました。
そんな中で、面接を受けたのはココナラだけでした。「他も探そう」という選択肢はありませんでした。サービスを提供する側も、サービスを受ける側もユーザー。そのバランスの良さはもちろんですが、この事業規模で根強いファンが大勢いることも衝撃でした。
それは”創業当時から変わらずユーザーを大切にしてきた”ということの証明ですし、会長の南が語る言葉を聞いて「この人たちはきっと、これからもブレることはない」と思えたことも大きな後押しになりました。
#Mission
プログラマーではなく、
エンジニアであること。
入社後すぐに担当したのは、サービスの未来に大きな影響を与える『法人アカウント機能』の開発でした。試行錯誤しながらなんとかリリースまでやり遂げると、今度は「新しいフロントエンドの基盤を任せたい」とお願いされてしまって(笑)。おそらく僕の仕事を評価してくれたからこその依頼だと思うのですが、このとき「たとえ入社したばかりの人間であったとしても、一人ひとりの仕事をしっかりと見てプロジェクトを任せてくれる会社なんだ」と強く思ったことを覚えています。
実はフロントエンドの専門チームも、入社後に僕が立ち上げました。2020年9月にグループ化され、そのまま僕がマネージャーを務めることになりました。
一部にCakePHPも残っているのですが、現在の主な開発基盤はNuxt.js。
フロントエンドはユーザー体験に近いところに携わるため、日常的に社内のプロデューサーやデザイナーといった多彩なプロフェッショナルたちとコミュニケーションを取りながら開発を進めています。特にバックエンドエンジニアとはもともと一緒のチームだったということもあり、コアなところまで踏み込んで議論することが多くあります。
僕はメンバーに対して、“プログラマー”という言葉を使わないようにしています。その理由は作業者ではなく、“エンジニア”として創造的にプロダクトに関わってほしいから。
改善の依頼が来たらマイナスをゼロにするのではなく、マイナスをプラスにする道を選んでほしい。無理難題がきても、それを突破する道を選んでほしいと思ってますです。今のメンバーならそれができると確信していますし、こんなに優秀な人材が揃っているなんて「つくづく僕は幸せ者だな」と思います。
#Vision
夢を笑うような人、
この会社にはいないかな。
フロントエンド開発グループは立ち上がったばかりではあるものの、このまま事業が成長していけば、3年後には組織の規模が3倍から5倍ほどになっていると思います。今のスピード感で言うと、もっと早いかもしれません。
そうなったとき、全員が全員、“スタートアップ気質”を持ち合わせているというのは現実的ではありません。今後はフロントエンドグループとしても「コードをガリガリ書きたい」という人の活躍の場もつくっていく必要がありますし、“技術継承”や“ドキュメントの整理”も強化していかなければと思っています。
僕個人の話としては、タイムマシーンをつくるエンジニアになりたいと考えています。タイムマシーンという言葉は、時間旅行ができる車のことではなく、“柔軟な視点で見ることで実現させるモノづくり”のことを指しています。
ココナラで言うとしたら、ユーザーの深層心理を分析して自動的にサービスを提案する、ユーザーの人生経験を分析してなにが出品できるかを提案するといった未知の体験でしょうか。
バカバカしいですか? でも、僕は「それは無理」と思えるようなことでも、いつかは理想にたどり着けるのではないかと考えています。一歩ずつでいい。「これなら理想に近いのではないか?」をどんどん積み上げていけば、最後には“タイムマシーン”をつくるくらいの偉業をつかみ取れるはずです。
ココナラは、創業者の夢から生まれました。たとえ突拍子のないことだったとしても、この会社には夢を笑うような人はいないと思うんです。みんなと未来を語り合いながら仕事ができる。それが、僕がここにいる最大の理由なのかもしれません。
※この記事は2020年に公開された記事です(所属や役職など情報の一部は当時のものです)